2018年04月01日

当院ご来院の患者様へ−看護実習のお知らせとお願い−

桜の花も散り始め、うららかな春の陽気になりました。

今日から4月、いよいよ新学期がスタートします。

ところで、当院では、今まで、諸般の事情で、看護実習を極力お断りしてきました。

しかしながら、長崎市でも分娩を休止する施設、あるいは、スタッフの人手不足などの理由により、産科の看護実習ができる施設が、以前に比べ、減少してきているのが現状です。

基幹病院や分娩が多い施設への負担が増大してきたため、どうしても当院で看護学生の実習を受けてもらえないかとの要請があり、今年から、受け入れることにしました。

医療に携わる者は、確かに診療で、患者さんの治療にあたることは重要な責務ですが、それと同時に、いい医療者としての人材を育て、世に送り出すことも一つの責務であることを、ご理解いただければ幸いです。

看護実習は5月から始まります。

つきましては、当院ご来院の患者様には、その趣旨をご理解いただき、外来診療、病棟処置、あるいは、分娩見学につき、御同意書を作成しました。

よろしければ、御同意いただき、ご協力いただければ幸いです。

なお、御同意無き場合でも、診療に、なんら不利益を受けることはありませんので、ご安心ください。
また、看護学生の実習は見学が主で、直接医療行為をすることはありませんし、見学の場合も必ずスタッフが同伴しますので、ご安心ください。

医療人材が不足する昨今、一人でもいい人材を育てるべく、皆様にはできるだけご協力いただけるよう、伏してお願い申し上げます。

何卒、ご協力、よろしくお願い申し上げます。

平成30年4月1日
池田産科-YOU-婦人科医院 院長
池田裕一郎
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2018年02月21日

日本、赤ちゃんに最も安全 死亡率調査

2/20付のユニセフの報告では、日本が「赤ちゃんが最も安全に生まれる国」とされています。
ある先生が書かれていましたが、最近オリンピックで日本の金メダルが・・といわれる昨今、これは、日本の周産期に携わる産科医、小児科医、助産師、看護師、コメディカルなどすべてのスタッフと、お産される妊婦さん・ご家族が協力してできた結果が、金メダルに値する・・ということなのかもしれません。
決して、分娩費は世界の国々と比べ、高いとはいえません(いや、安いほうかもしれません)。また、周産期スタッフの労働環境も、決して恵まれたものではありません・・が、日本で、どうにか元気にあかちゃんを産んでほしい・・という昼夜を問わず、妊婦さんのために・・という周産期に携わるすべての方からの願いが今に伝わり、悪いところは改善し、試行錯誤してやってきた結果だと思います。よく・・欧米では・・という言葉が飛び交いますが、これを見ると、日本の周産期レベルが如何に高いか・・がわかると思います。
これから先も、たくさんの無事なあかちゃんが誕生できるよう、微力ながら尽力したいと思っています。
日本の産科に携わるものとして、非常にうれしく、誇らしい記事でしたので、ご報告いたします。
メディアの方は、周産期トラブルについては、鬼の首をとったように報道しますが、こういうことは、あまり報道されません。もう少し、良い面も世間に報道してほしいものです。

以下、日経新聞より抜粋

新生児の死亡率、日本は最低 ユニセフ調査
社会
2018/2/20 10:01
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 【ニューヨーク=共同】国連児童基金(ユニセフ)は20日付で、世界各国の新生児死亡率を比較する報告書を発表した。日本が最も低く「赤ちゃんが最も安全に生まれる国」と指摘する一方、最悪のパキスタンは約50倍の高さ。ユニセフは新生児の死亡は大半が予防可能だとして、死亡率が高い国々への支援を訴えた。

 生後28日未満で死亡した乳児の割合(2017年時点の推計)を比較。日本は千人当たり0.9人で、アイスランドの同1.0人、シンガポールの1.1人が続いた。先進国でもカナダ(38位、3.2人)や米国(41位、3.7人)は順位が低かった。

 最も多かったパキスタンは45.6人。中央アフリカ(42.3人)、アフガニスタン(40.0人)と続いた。最悪の10カ国中8カ国が、貧困や紛争に苦しむサハラ砂漠以南のアフリカだった。

 世界全体では死亡した新生児が年間約260万人に上り、約100万人が生まれた日に亡くなった。死亡原因の8割以上が早産や出産時の合併症、肺炎などの感染症。助産師がいて清潔な水や消毒剤などがあれば助かることが多いという。

 ユニセフのフォア事務局長は「私たちは世界の最も貧しい子供たちを見捨て続けている」と指摘した。
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2018年01月24日

妊娠性高血圧マーカーの新たな知見

かねてより、妊娠高血圧症(現在はHDPと言うそうであるが、以前はPIHと言っていた)、常位胎盤早期剥離は、周産期においては、その予後を大きく左右する疾患であると、私は認識している。
それが、どうにか予見できれば・・と常々思ってきた。
今回のこの知見が、真に有用であれば、ぜひマーカーとして導入したい。
この管理がうまくできるようになれば、周産期予後は、かなり改善することが期待できる・・と私は思うのである。
その点では、この報告は私にとって、衝撃である。これが有用であることに、期待したい。

以下、ネットでの報告を抜粋。

PIH診断薬として新規測定法を開発

上武大、血管内皮増殖因子由来マーカー「sFlt-1」を使用


 上武大学は12月14日、血管内皮増殖因子由来マーカー「sFlt-1」を用いた妊娠高血圧症候群の診断薬に関してsFlt-1新規測定法の開発に成功し、特許を申請したと発表した。

 以前は「妊娠中毒症」とも呼ばれていた妊娠高血圧症候群(PIH)は、妊婦の5%程度に見られる高血圧を主徴とする疾患。胎児の発育不全や早産、流産の原因となり、場合によっては妊娠、分娩、産褥期に起こす意識喪失とけいれん発作の子癇など、母体の重篤な疾患を引き起こす。そのため、PIHは産科における主要な疾患のひとつとなっており、少子化が進む現代では、母子共に健康な出産を迎える上で、克服すべき喫緊の課題として認識されている。

 妊娠高血圧症の治療では、食事療法や降圧剤などの対症療法が一般的だが、早期の診断により、早めの予防措置や十分な注意を払うことで、重症化を予防することが重要と考えられている。

 これまでの国内外の研究者による一連のPIHの発症機構に関する研究により、妊娠時に血管内皮細胞増殖因子(VEGF)や胎盤増殖因子(PlGF)のレセプター「Flt-1」の一部が遊離した分子「sFlt-1タンパク」の異常発現がPIHの原因と重篤化に関与していることが明らかになっている。さらに、妊婦血中のsFlt-1濃度を測定することにより、高血圧などのPIH臨床症状が発生する前に発症を予測できることも報告されている。しかし、現在の測定法は時間や経費がかかり、単純化した新規測定法が求められていたという。

 今回、同大医学生理学研究所では、単純化・短時間で安価な測定法の開発に成功し、特許を申請。さらに、東京大学付属病院の産婦人科と共同研究契約のもとでPIH患者血清の測定を行い、新規測定法が血清中sFlt-1異常発現を検出することを確認したという。

 現時点では妊娠高血圧症の有用な治療法は開発されていないが、今回開発されたsFlt-1測定法は、同疾患を克服する上で重要な手掛かりを得るのに役立つと期待される。同大は今後、sFlt-1を用いた妊娠高血圧症候群診断薬の実用化に向けて、さらに産学連携を進めていくとしている。
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2017年10月15日

インフルエンザ予防接種予約

当院でも、インフルエンザワクチンの予防接種の受付を開始しました。

費用は自費4300円です。

受付から、費用を聞いた時に「えらい、高いね?」というと
去年も同じことを言ってました・・と言われてしまいました。

数年前は3000円くらいだったような記憶があったので・・・

最近、ワクチンの納入価が高くなったようで、この値段になったいるそうです。

ちょっと、費用が掛かりますが、妊婦さんは、インフルエンザにかかると、重症化することが報告されておりますので、ぜひ予防接種をお願いします。

なお、週数は、妊娠初期からも接種可能です。

よろしくお願いします。
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2017年08月18日

産婦健康診査にかかる費用の助成について

長崎市に住民票がある方に対し、長崎市が、2回の産後検診(当院での産後1週間健診と1か月検診)に対し、H29年9月に分娩された方から、補助が出ることになりました。

実質、窓口のご負担は無料ということになります。
(ただし、薬を出したり、採血処置をした、などの場合の保険診療分は、今まで通りご負担いただくことになります)

健診項目は
・問診(生活環境、授乳状況、育児不安、精神疾患の既往、服薬歴など)
・診察(子宮復古、悪露、乳房の状態)
・体重・血圧測定
・尿検査(尿たんぱく、糖)
・エジンバラ産後うつ病質問票の評価

ということになっています。
ご来院されたら、エジンバラ産後うつ病問診票の記入をお願いすることになります。

また、里帰りされる方(長崎市に住民票があり、他地域でお産される方)も対象となるそうですので、お尋ねください。(他地域より帰って来られる方は、この助成の対象外です)

なお、長崎市のみですので、その他の地区(諫早、大村、西彼など)は含まれませんので、悪しからずご了承ください。

詳しくは、下記、長崎市子育て応援ホームページ・イーカオをご覧ください。
また連絡先も記載されていますので、ご不明な点は、長崎市こども健康課にお尋ねください。
http://ekao-ng.jp/know/pregnant/sanpukenshin/

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2017年03月23日

長崎市妊婦観戦予防対策モデル事業(トキソプラズマおよびサイトメガロ抗体検査)の終了について

長崎市では、妊娠期の感染により、先天性障害をきたす可能性がある、トキソプラズマおよびサイトメガロウィルスの抗体検査を実施し、感染リスクの高い妊婦を早期に見出して啓発を行うことで、母子感染およびこどもの先天性障害の発生を防ぐことを目的として、平成26年8月より「長崎市妊婦感染予防対策モデル事業」を開始しました。

このモデル事業は3年程度の実施の予定でしたので、平成29年3月末をもって、この事業を終了し、公費負担による抗体検査を終了する。

旨、長崎市こども部よりの通達がありました。

これにより、平成29年4月より、トキソプラズマ・サイトメガロ検査をご希望される方は、全額事後負担となります。

トキソプラズマ抗体検査 1880円
サイトメガロ抗体検査  2200円

なお、検査するのが望ましいですが、任意検査ですので、妊娠初期の検査の際、スタッフが確認いたしますので、ご希望の方はお申し出ください。

よろしくお願い申し上げます。

なお、諫早、西彼地区など、今まで補助がなかった地区については、従来通りです。
また、今回の通達は、長崎市のものであり、今まで補助があった五島・対馬などについては、当該地域の役所にお尋ねください。
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2017年02月14日

妊娠中の空の移動の注意点

soranotabi.pdf
最近、ある産婦人科の先生が妊娠中の空の移動(航空機での移動)の留意点を自験例を踏まえて、論文にされました。

ここまで、詳細な、妊婦さんの空の移動についての論文は、私はあまりみたことがないので、大変参考になりました。

外来診療をしていると、里帰りや、旅行、仕事での移動で、飛行機を利用してもいいか?とのご相談をうけることは、よくあります。

妊娠中の旅行は、薦められませんが、里帰りや仕事で、やむをえず、飛行機を利用しなければいけないこともあるかと思いますので、この論文をご一読いただき、ご参考にしていただければと思います。

また、私の同級生の中には、航空関係の仕事をしておられる方もおられますので、ぜひご参考にしていただければ、幸いです。
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2016年07月01日

高齢初産の陣痛誘発、CS増やさず

最近、当院は婦人科の主体の病院でしょう?とご指摘うけるのですが・・
私はどちらかというと産科医なので、お産の話題を書いてみます。

世界でも有名な論文、New England Journal of Medicineの報告です。

35歳以上は、高齢出産でリスクが高い、と言われます。

が、最近分娩される方の年齢が上がっている現状があり、どこまでハイリスクか?本当に経腟分娩できるのか?と不安になっておられる方も多いと思います。

当院では、できる方には、できるだけ経腟分娩を推奨しています。
帝切率10%弱・・というのが、産科医としての誇りです。
当院のスタッフも、できるだけ帝切を避けるように、がんばってくれています。

時に、高齢だから、経腟分娩より、帝切してください・・とご相談を受けることもあるのですが、帝切はやはり、手術なので、いろいろリスクは高いと思われます。当然必要であれば、帝切は悪い分娩方法ではありません。

確かに誘発剤の使用も乱用はいけませんが、必要があれば、十分注意して投与するのであれば、有効な方法で、そこまでリスクを上げるとは思いません。

それを裏付ける報告だと思いますので、ご紹介します。

Walker KF,et al.Randomized Trial of Labor Induction in Women 35 Years of Age or Older.N Engl J Med. 2016 Mar 3;374(9):813-22.

 35歳以上の初産婦619人を対象に、妊娠39週での陣痛誘発による帝王切開リスクを無作為化比較試験で検証。ITT解析では、陣痛誘発群と待機的管理群の帝王切開率(32% vs. 33%;相対リスク0.99;95% CI, 0.87 - 1.14)および鉗子/吸引分娩率(38% vs. 33%;同1.30;95% CI, 0.96 - 1.77)に有意差はなく、母体/新生児の短期的有害転帰発生率にも有意差はなかった。
英文:
Background

The risk of antepartum stillbirth at term is higher among women 35 years of age or older than among younger women. Labor induction may reduce the risk of stillbirth, but it also may increase the risk of cesarean delivery, which already is common in this older age group.

Full Text of Background...



Methods

We conducted a randomized, controlled trial involving primigravid women who were 35 years of age or older. Women were randomly assigned to labor induction between 39 weeks 0 days and 39 weeks 6 days of gestation or to expectant management (i.e., waiting until the spontaneous onset of labor or until the development of a medical problem that mandated induction). The primary outcome was cesarean delivery. The trial was not designed or powered to assess the effects of labor induction on stillbirth.

Full Text of Methods...



Results

A total of 619 women underwent randomization. In an intention-to-treat analysis, there were no significant between-group differences in the percentage of women who underwent a cesarean section (98 of 304 women in the induction group [32%] and 103 of 314 women in the expectant-management group [33%]; relative risk, 0.99; 95% confidence interval [CI], 0.87 to 1.14) or in the percentage of women who had a vaginal delivery with the use of forceps or vacuum (115 of 304 women [38%] and 104 of 314 women [33%], respectively; relative risk, 1.30; 95% CI, 0.96 to 1.77). There were no maternal or infant deaths and no significant between-group differences in the women’s experience of childbirth or in the frequency of adverse maternal or neonatal outcomes.

Full Text of Results...



Conclusions

Among women of advanced maternal age, induction of labor at 39 weeks of gestation, as compared with expectant management, had no significant effect on the rate of cesarean section and no adverse short-term effects on maternal or neonatal outcomes. (Funded by the Research for Patient Benefit Programme of the National Institute for Health Research; Current Controlled Trials number, ISRCTN11517275.)
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2016年04月27日

長崎市産後ケア事業

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昨日、私と当院スタッフ3人で、長崎市産後ケア事業の研修会に行ってまいりました。

平成28年度から、産前産後の支援を充実させるために、心身の不調や育児不安がある産婦に対するショートステイとデイケアの実施を産科医療機関や助産師会に委託する・・という長崎市の事業です。

福岡の開業されている産婦人科で、すでに行われているところの内容の御紹介でした。

いろいろなメリット、デメリットの話がありました。

実は、当院では、すでに、“おっぱいデイケア”と称して、2013年からすでに開始しているのですよねぇ・・。
一般の方には、あまり知られていませんが・・。(2013年の当院ブログに掲載ずみ)

ショートステイもデイケアもすでに行っています。

デイケアは昼食、おやつもついています。ショートステイは当然すべて食事つきです。

福岡では、デイケアで通常15000円・・と言われていましたが、それでは高すぎて利用者がすくないので、キャンペーンで5000円として、続けています・・ただ、採算が・・と言われていました。

長崎でも通常利用料は6480円、ショートステイで1泊2日の母子入院で19980円の金額設定になっています。
当院では、今まで、デイケア5000円、ショートステイは12000円くらいでしていました。
なんと、良心的・・笑
これもスタッフの努力と熱意のおかげです。
ちなみに、産後ケアには、“アウトリーチ型”といって、訪問看護のシステムもあるそうですが、当院ではそこまでスタッフが多くないため、訪問看護は、市の助産師さん(以前当院で働いてくれていた方)にお願いして、していただいています。

施行内容は、福岡の産院では、授乳指導・育児指導・沐浴・休息・食事、とのことでしたが、当院では、それに加えて、足浴・アロマ・乳房ケア・マッサージなども、しています。当院の今までのものと全く変わりありませんが、補助が受けられるという面で、褥婦さんの負担が少なくなるということなので、朗報です。

ただ、当院では、当院分娩の方に限っています。それは、分娩のやり方、授乳の方針、育児の指導、家族の構成、援助など、その方法は医院によって変わってくるので、産褥だけを指導しようとしてもうまくいかないからです。
産後ケアの始まりは、分娩後でなく、妊娠中から始まっています。
妊娠中からの信頼関係が構築できなければ、産褥・子育てまでうまく支援していけない、というのが当院の基本方針だからです。
ちなみに、当院は産科医1人ですから、当然妊娠・産褥まで一人の医師がみますが、助産師・看護師は複数名いますので、そのときどきで変わります。できるだけ情報の収集に努め、どのスタッフに当たっても、できるけ同じレベルのケアができるようにしています。ただ、不安が強い方、若年妊婦さん、その他ご希望ある方は、“主治助産師制(と私が勝手に命名していますが・・)”として、できるだけ妊娠・産褥を1人の担当スタッフにお願いするケースもあります。

昨日の講演では、“産褥ケアは、宣伝効果もあり?”という話でしたが、当院スタッフは、医療スキルはあるものの、宣伝するのは、全くです。笑。なので、広くには知られていないのが現状で、金額的にも、採算はあいませんが、一重に皆様のお手伝いができれば・・という、スタッフの高い士気・熱意で支えられています。本当に感謝です。

この制度が始まるにあたり、患者さんの負担も少なくなるので、有効に活用していただければと思い、再度このブログに告知することにしました。

産褥の妊婦さんの自殺が、先日の日本産婦人科学会の講演でも話題になったとのことです。

当院では、少しでも褥婦さんの精神的負担が軽くなれば・・育児の不安、乳房・哺育のケアができれば・・そのお手伝いができればと、以前より思っていますので、もし、お悩みの卒業生の方がおられましたら、どうぞ当院に気軽に足をお運びください。

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2016年01月09日

新生児K2シロップ投与のお知らせ

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当院1月分娩の方から、長崎県産婦人科医会の推奨により、K2シロップ投与を変更することにしました。

従来は、出生後・5日目・1か月健診時の3回投与でしたが、この方法では、わずかながら、頭蓋内出血を発症するケースがあるとのことで、生後3か月までは、あかちゃんに、週1回の投与をすることが推奨されました。

それに伴い、頻度は低いですが、K2投与による副作用や投与困難も予想されますので、当院では、説明書兼同意書を作成し、同意される方に限り、K2投与をしていただくことにしました。

ご希望の方は、1週間健診の時に、ご説明および投与の仕方、必要な方はスポイトの購入をしていただくことにしました。

詳細は、同意書・説明書に記載していますので、ご覧ください。(上記写真)

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

池田産科-YOU-婦人科医院
池田裕一郎
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2015年12月18日

当院の年末年始の予定

いよいよ、今年もあと2週間を切りました。

遅くなりましたが、当院の年末年始の予定です。

12月29日(火)9:00-12:30 午後休診
12月30日(水)休診
12月31日(木)9:00-12:00(当番医) ただし、予約および急患の患者さんのみ
1月1日(金)−1月3日(日) 休診
1月4日(月)通常診療

以上のようになっております。
とくに12月31日はスタッフが少ないので、予約・急患以外の方は、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

それ以外の日も、当院受診中で、妊婦さんおよび急患の方は、この限りではありませんので、まずは電話にてご相談ください。

よいお年をお迎えください。

池田産科-YOU-婦人科医院
池田裕一郎

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2015年12月12日

長崎周産期医療支援システム勉強会

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今日は岩手県から、先生を招いての、長崎県周産期医療支援システムでの勉強会でした。
いーはとーぶ・・と命名されているとか・・。
長崎と、岩手は人口は同じくらいですが、面積は4倍ほど違う・・とのこと。
でも、長崎は離島が多いんですよねぇ。
この支援システムが長崎で機能するのか・・?
分娩を取り扱う開業医の数も、長崎と岩手では、かなり違いがあるようです。
今のところ長崎では、20-30分も車で走れば、どこぞの分娩施設には行き当たります。(ていっても、県北はちょっと厳しくなりつつありますが・・)
セキュリティーや、登録の煩雑さ、コストの面も考えつつ・・導入に対しては、これからの動向を見守ります。
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2014年10月22日

インフルエンザ予防接種開始のお知らせ

今年もあと2か月半になりました。

今年は、まだメディアでは、あまり報道されていませんが・・

インフルエンザ予防接種ワクチンが、当院にも入荷しました。

受付を開始します。

ご希望の方は、受付まで、ご連絡ください。ご来院の方は、その日でも結構です。

数に限りがありますので、お早目のご予約をお願いします。

とくに、妊婦さん、褥婦さんは、インフルエンザ罹患した際、重症化する恐れがありますので、ぜひ予防接種をお願いします。

ご不明な点は、外来でご相談ください。

よろしくお願いいたします。
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2014年08月10日

お盆の予定

当院のお盆の予定です。

8月13日(水)9:00-12:30 午後休診
8月14日(木)、8月15日(金)休診
8月16日(土)通常通り

当院受診中の急患の方はこの限りではありませんので、電話にてご連絡ください。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。
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2014年07月31日

サイトメガロウィルス検査とトキソプラズマ検査のお知らせ

早いもので8月になります。

ところで、8月より、新しい検査が入ります。

以前に、拙ブログでご紹介した、サイトメガロウィルスとトキソプラズマの検査です。

この検査は、従来の妊娠検査2回目に行います。
ただし、サイトメガロウィルス検査陰性の方は、36週のときも採血検査を行います。
しかし、今以上に採血が増えることはありません。

検査の代金は、長崎市および五島市の方は、全額公費助成となります。
しかし、その他の長崎県内の地域(諫早市、大村市、・・・など)は、まだ公費助成の制度がありませんので、採血はしません。
ただし、ご希望の方は、自費で4000円程度で受けることができます。

また、36週の検査を必要な方は、自費で2000円程度(これは、長崎市、五島市であっても、公費助成は受けられません)で行います。

また、長崎大学小児科に評価・カウンセリングを依頼するため、匿名で、採血分を一部検体として使わせていただくことがあるかもしれないので、その同意書に署名していただく必要があります。

この検査の説明は、母子手帳交付後、1回目の妊婦健診で、書面にて、ご説明します。

ご協力、よろしくお願い申し上げます。

池田産科-YOU-婦人科医院
池田裕一郎

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2014年06月10日

サイトメガロウィルス感染症とトキソプラズマ感染症

今日、サイトメガロウィルス感染症とトキソプラズマ感染症の勉強会が、長崎でありましたので、それに参加してきました。

一般には、あまりメジャーな疾病とはいい難いですが、実際はかなり多いのではないか?というお話でした。

その数は、最近話題になっている、先天性風疹症候群の罹患にくらべ、はるかに多い数だそうで、先天性サイトメガロウィルス症で、年間5−6例の報告であるが、実際は100-300例/年、先天性サイトメガロウィルス症で、50例/年の報告であるが、実際は1000例/年の罹患が推定されるとのこと。先天性風疹症候群が、この流行時で40例/年に比べると、その数は、桁違いの多いのではないのでは?ということです。

長崎大学小児科の森内教授によると・・
なぜ、メジャーにならないかというと・・その大半が見逃されているからだということです。

症状は、小頭症、難聴、精神発達障害、網膜炎など、多岐にわたります。

特に妊娠20週くらいまでの器官形成期での感染に注意が必要です。

しかし、ウィルス疾患なので、出生後も保有しているため、出生時の検査や出生前のエコーでは異常がなくても、しばらくして、難聴などの症状がでることがあるそうです。

このため、近々、長崎県では、公費負担による、サイトメガロとトキソプラズマの血液検査(一部自費になる予定)を開始するそうです。

妊婦健診の2回目に採血(場合により、11回目にも採血)するようになります。


森内教授がおっしゃるには・・

・早くわかって治療すれば、障害を最小限に食い止めることができる。(薬を使うことで発症を抑えることができる症例がある)。

・罹患児を持つお母さんのほとんどが、このことを知っていれば・・とおっしゃるとのことで、正確な知識、情報を知ることで、予防することができる。

ということでした。

サイトメガロウィルスは、猫の糞便、畑仕事、加熱されていない生肉、生ハムを食べる・・などで感染するので・・

その対策として、「トーチの会」から、“妊娠中の感染予防のための注意事項―11か条”が提唱されています。
1.石鹸と流水で、頻回に手を洗う。
2.小さな子供とフォークやコップなどの食器を共有したり、食べ残しを食べない。
3.肉は、しっかり、中心部まで加熱する。
4.殺菌されていないみるくや、それから作られた乳製品は食べない。
5.汚れたネコのトイレに触れたり、掃除をしない。
6.ネズミの仲間やそれらの糞便に触れない。
7.妊娠中の性交の際には、コンドームを使用する。
8.母子感染症の原因となる検査を受ける。
9.B群溶連菌の保菌者であるかどうか検査する。
10.感染症から自分と胎児を守るために、妊娠前にワクチンを受ける。
11.感染している人との接触を避ける。


サイトメガロウィルス感染やトキソプラズマ感染は、頻度の高い疾患ですが、啓発をきちんと行うだけでも、予防効果が期待できるといわれています。

特に、手洗いなどの清潔や、生肉を食すなどの食生活には十分に注意が必要(特に妊娠中・授乳中の生肉の摂取は避けたほうがいいようです)です。


みなさんも十分に注意しましょう!

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2014年04月11日

おむつかぶれ

おむつかぶれにつてい、仕組みが解明されたとのこと。
内容を読んでも、詳しいことはわかりませんが・・

一番いいのは、こまめに変えること。十分に乾燥すること。薬を使いすぎないこと。だと思います。

当院でも、初めからは、ステロイド外用薬は使いませんが・・

新しい治療法・・・興味はありますが、やはり、前述した3点が、重要ではないかと思います。

以下、引用。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140411-00000001-kyt-l26
おむつかぶれの仕組み解明 京大助教ら新治療法期待

京都新聞 4月11日(金)8時49分配信



 「おむつかぶれ」など刺激物が皮膚に触れて炎症が起こる刺激性皮膚炎の仕組みの一端を、京都大医学研究科の中嶋千紗助教らのグループがマウスの実験で突き止めた。2種類の白血球が関与することで炎症を悪化させていた。副作用があるステロイド外用薬を使わない治療法の開発が期待される成果といい、米科学誌で11日に発表する。
 これまでの研究で、白血球のうち好酸球と好塩基球の2種類がアトピー性皮膚炎などアレルギー反応と関連することが分かっている。グループは、2種類とも外部からの刺激で起きた炎症部分に集まることに着目した。
 遺伝子操作で▽好酸球が多い▽好酸球がない▽好塩基球がない−3種類のマウスを作製。これらのマウスの皮膚に炎症を起こす薬剤を塗ると、好酸球がないと炎症が軽く、多いと炎症がひどくなった。好塩基球がないと好酸球が皮膚の炎症部分にあまり集まらず、好塩基球が好酸球を引き込むことに関わっていることが分かった。
 中嶋助教は「好酸球と好塩基球をターゲットにして新しい治療法が考えられるのではないか」と話している。
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2014年01月31日

今季もいよいよインフルエンザ流行

今日、インフルエンザ関連のお知らせが2件ありました。

ひとつは、長崎県がインフルエンザ注意報を出したというニュース
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=91663

もう一つは、日本産科婦人科学会から、インフルエンザについての妊婦さんへのお知らせ
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20140131.html

いよいよ季節到来
しかも今週末より、長崎ではランタンフェスティバルが始まります。

インフルエンザの罹患・感染の拡大に、十分気を付けて下さい。
また、手洗い、うがいなどの予防・人ごみをできるだけ避けるなど・・特に、妊婦さんは、罹患すると重症化するおそれがありますので、予防を十分に行い、注意してください。

よろしくお願いいたします。
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2013年10月30日

いよいよインフルエンザのシーズン?(インフルエンザ:今季初、学年閉鎖−−時津・青雲中 /長崎)

インフルエンザ:今季初、学年閉鎖−−時津・青雲中 /長崎
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20131029ddlk42040473000c.html


我が母校の中学がインフルエンザで学年閉鎖になりました。

いよいよシーズン到来?でしょうか?

妊婦さん、褥婦さんの、お早めの予防接種をお勧めします。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月15日

インフルエンザワクチン接種開始のお知らせ

インフルエンザワクチン接種を開始しました。

長崎市は料金が3600円のようですので、当院も昨年同様、左料金とさせていただきます。

大人は1回のみです。

妊婦さん、褥婦さんは、できるだけ、予防接種を受けてください。

よろしくお願いします。

池田産科-YOU-婦人科医院
池田裕一郎
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