2017年01月19日

2016年当院分娩統計

2016年の当院の分娩統計です。

分娩数 129件
経腟分娩:120例(93%)
     分娩体位 側臥位52%、仰臥位46%、四つん這い1%
     会陰切開 5例(4.2%)縫合なし34例(28%)
     分娩誘発 13例 無痛分娩処置1例
帝王切開:9例(7%)
     緊急帝切3例(2.3%)  
     予定帝切の陣痛発来1例、遷延分娩1例、妊娠高血圧症1例
     予定帝切6例(4.7%)  
     前回帝切5例、骨盤位1例
母体搬送 切迫早産1例(国立長崎医療センター)
新生児搬送 高ビリルビン血症1例(長崎みなとメディカルセンター)
他院紹介 9例
子宮外妊娠2例(済生会病院)PIH1例(諫早病院)前置胎盤2例(長崎大学)双胎1例(市民病院)FGR1例(長崎大学)頸管無力症1例(長崎大学)腎炎1例(長崎大学)
仮死出生児1例 AP6点
出生児体重 2240-4195g 低出生体重児6例
妊娠週数 36週2日−41週4日 早期産児3例
里帰り紹介 10例、他院からの紹介で分娩37例
当院での分娩既往 47例
初産57例 経産72例
35歳以上の分娩24例(20%) 35歳以上の初産例5例(圧出1例、重度裂傷2例)

総括
昨年は分娩が前年より12例減少しました。これも少子化の流れでしょうか?
帝切率は、7%と目標の10%よりは低率でした。
いつも目標としている、早産の管理については、1例16週の流産、1例は、国立に搬送しましたが、早産されております。大学への症例は、開腹の上、シロッカーをされて、貴重な症例でした。
昨年は前置胎盤が2例あったのも、最近にはないことでした。いずれも28週ころに出血、子宮収縮はなく、大学へご紹介させていただきました。
骨盤位は、129例1例と1%以下で、やはり低率と思われます。骨盤位の帝切は久しぶりでした。これは、妊娠経過中に、外回転をするからかもしれません。ちなみに、1例は、38週で外回転し、そのまま誘発した例が1例ありました。
会陰切開は、ほとんどしませんが、児を緊急に出したいとき、胎児が大きく、重度裂傷が懸念された5例でした。縫合なしが4人に1人で、助産師さんの努力がうかがわれます。できれば30-40%くらいに、もう少し率を上げたいですね。
近年、35歳以上の分娩される方は増えています。幸い、児や母の重篤な異常はありませんでしたが、35歳以上の初産の方は、特に会陰の伸展がわるく、圧出が必要だったり、裂傷が重度になる傾向があるようでした。

昨年も基幹病院の先生方には、大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

今年も、よりいい分娩・妊娠管理ができますよう、努力してまいりますので、皆様よろしくお願い申し上げます。


posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月12日

2015年 当院の分娩統計

2015年の当院の分娩統計がまとまりましたので、ご報告します。≪≫は前年比

総分娩数:144例≪+7≫
経膣分娩:130例(90.3%)≪-0.3%≫
分娩方法:
 仰臥位 56例(43.1%)
 側臥位 73例(56.1%)
 四つん這い 1例(0.8%)
 会陰切開 5例(3.8%)
 会陰縫合なし 48例(37%)

 分娩誘発 13例

帝王切開術:14例(9.7%)≪+0.3%≫ 
 緊急帝王切開 4例(2.8%):胎児状態不良1例、切迫子宮破裂 1例、分娩遷延2例
 予定帝王切開 10例(6.9%):前回帝王切開術 8例、筋腫核出術後 2例 
新生児搬送 1例:高ビリルビン血症1例(長崎市民病院)
母体搬送 4例:切迫早産・PIH2例(長崎市民病院2例、長崎大学)、preterm PROM1例(国立長崎)
紹介例:10例 子宮外妊娠3例(済生会)、GDM4例(長崎大学)、胎児奇形2例(長崎大学)、前置胎盤1例(長崎大学)
仮死出生児(AP7点以下):4例 AP4 1例、AP6 2例、AP7 1例(5分後 8点以下の症例はなし) 

出生時体重:1940-4020g、低出生体重児:9例
分娩時週数:36週4日―41週6日 早産例 1例

初産 52例:経産 92例 (うち当院でのお産経験例59例 
当院からの里帰りへ 16例:他院からの里帰り(紹介) 47例
男児72例:女児72例

分娩時母親年齢:17-44歳
35歳以上の分娩例:29例(20.1%)
35歳以上の初産例:6例 4例経腟分娩、2例帝切(33%)(胎児仮死1例、筋腫核出術後1例)
41週分娩での帝切率:10例中2例(20%)
1500g以上の分娩時出血症例 6例 (輸血例 1例)
高ビリルビン血症で光線療法施行例 16例 11.1%

≪総括≫
当院での産科管理での目標は、@早産症例をできるだけ作らない。A帝切率をできるだけ10%以下に抑える。の2点である。
@については、当院での早産例は1例のみであった。また、母体搬送例も4例であり、管理としては、納得できるものと思われる。これは、妊婦さんの自覚とご協力のおかげであると感謝している。
Aについては、帝切率を下げたいがあまり、無理して経腟分娩も持っていくと、仮死の症例が増えるのが懸念されるが、帝切率9%(緊急に限ると2.8%)、新生児仮死症例は2.7%(5分後の新生児仮死症例はなし)は、管理目標は達成している。
また、外回転を取り入れているせいか、骨盤位の症例が昨年は1例もなかった。
しかし、出生前の推定が2200gであったにも関わらず、当院で初めて2000g以下の出生児を分娩したことは、反省しなければいけない。これは、母体が極度のるい痩であったためで、里帰り、しかも38週での分娩症例であったので、胎児には、異常を認めないために当院での分娩としたものである。

当院での、ハイリスク分娩は、
@35歳以上の初産症例
A41週以降の分娩症例
である。
この2つの症例での帝切率は、明らかに当院の分娩症例では、その率が高い。
高齢出産の傾向がある昨今、やはり、注意が必要であると思われる。

出血関しては、弛緩出血例は、ほとんど大量出血の経験はない。
このいずれの症例も、膣壁裂傷によるものである。特に2000g以上の出血をきたした症例は、ともに膣壁からの動脈性の出血であった。適切かつ迅速な処置が必要であると、痛感させられた。

最後に、今回新人の助産師2人を迎えたので、前年より会陰切開率あるいは、縫合症例が増えることが予測されたが、、先輩助産師の指導もあり、会陰切開率3.8%と前年と変わらず、縫合しなかった症例は、37%と前年より縫合が必要であった症例が少ないという結果であった。助産師のスキルが、後輩の指導とともに上がったことがうかがえる。

最後に、このような良好な結果を出してくれた当院スタッフ、お手伝いしてくれた高尾先生、そして、搬送を受けていただいた、基幹病院の産科および小児科の先生方には、大変な感謝を申し上げたい。

今年も、さらに妊婦さんが満足できる、かつ安全なお産を目指して、努力していきたい。
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2015年01月12日

2014年当院の産科統計による考察

2014年の当院の分娩統計がまとまりましたので、ご報告します。≪≫は前年比

総分娩数:137例≪+14≫
経膣分娩:124例(90.6%)≪+2.8%≫
分娩方法:
 仰臥位 62例(50.0%)
 側臥位 61例(49.2%)
 四つん這い 1例(0.8%)
 会陰切開 9例(7.3%)
 会陰縫合なし 25例(20.2%)

 分娩誘発 17例

帝王切開術:13例(9.4%)≪-2.8%≫ 
 緊急帝王切開 3例(2.1%):胎児状態不良2例、回旋異常による分娩遷延 1例
 予定帝王切開 10例(7.3%):前回帝王切開術 8例、骨盤位 2例 
新生児搬送 2例:低酸素症1例、新生児頻脈1例(長崎市民病院)
母体搬送 3例:切迫早産2例(長崎大学、国立長崎医療センター)、腹痛症1例(長崎市民病院)
紹介例:10例 多胎1例(国立長崎)、GDM2例(長崎大学、国立長崎)、胎児染色体異常疑い3例(長崎大学)、PIH1例(長崎大学)、抗核抗体保有1例(長崎大学)、生活保護1例(長崎市民病院)
仮死出生児(AP7点以下):10例 

出生時体重:2225-4340g、低出生体重児:7例
分娩時週数:36週1日―42週0日 早産例 2例

初産 51例:経産 86例 (うち当院でのお産経験例56例 
当院からの里帰りへ 10例:他院からの里帰り(紹介) 36例
男児74例:女児63例

35歳以上の分娩例
H19 12.9% H20 8.5% H21 12.8%
H22 21.8% H23 16.4% H24 22.1% H25 22.8% H26 20.4%
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posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

2013年当院の分娩統計

2013年の当院の分娩統計がまとまりましたので、ご報告します。≪≫は前年比

総分娩数:123例≪+2≫
経膣分娩:108例(87.8%)≪-5.2%≫
分娩方法:
 仰臥位 62例(50.4%)
 側臥位 55例(44.7%)
 四つん這い 6例(4.9%)
 会陰切開 4例(3.7%)
 会陰縫合なし 37例(33%)

 分娩誘発 13例

帝王切開術:15例(12.2%)≪+5.6%≫ 
 緊急帝王切開 4例(3.3%):胎児状態不良3例、PIH 1例
 予定帝王切開 11例(8.9%):前回帝王切開術 8例、骨盤位 1例 筋腫核出術後 1例 PIH 1例
新生児搬送 2例:高ビリルビン血症1例(長崎市民病院)、頭血腫1例(国立長崎医療センター)
母体搬送 1例:切迫早産1例(長崎市民病院)
紹介例:5例 多胎3例(長崎大学、佐世保総合、国立長崎)、GDM1例(長崎大学)、筋腫合併1例(長崎市民)
仮死出生児:1例 
頚管縫縮術抜糸:2例
無痛分娩処置:1例

出生時体重:2285g-4250g、低出生体重児:7例
分娩時週数:35週2日―41週4日 早産例 3例

初産 45例:経産 78例 (うち当院でのお産経験例48例 
当院からの里帰りへ 11例:他院からの里帰り(紹介) 30例
男児60例:女児63例

35歳以上の分娩例
H19 12.9% H20 8.5% H21 12.8%
H22 21.8% H23 16.4% H24 22.1% H25 22.8%


【2013年総括】
昨年は、帝王切開術が、前年より多かった。これは、前回帝王切開術例が多かったことによるものである。
一方、緊急帝王切開術例は、例年とほぼ変わらない。(若干低率である)
早産の管理は、今回3例の早産例、35週台1例、36週台2例あり。
35週台の症例は里帰り例で、頚管縫縮術後で、破水にて来院。搬送も考慮したが、推定体重が2600g位であったこと、羊水で肺成熟を確認したこと、陣痛がつよく早期に分娩になりそうであったことより、当院での分娩とした。新生児には特に異常はなかった。

会陰の縫合なしが、今年は33%であり、助産師の頑張りのおかげである。

特筆すべきは、35歳以上の妊婦さんの分娩例がこの3-4年で格段に増えたことである。
H22以降では、約4-5人に1人が35歳以上の分娩である。
また、H25年では、35歳以上の初産の方が5例あり、そのうちの4人が帝王切開術となった。その理由は、分娩遷延による胎児状態不良が2例、PIH 1例、筋腫核出術後 1例であった。
当院では、35歳以上であっても、経膣分娩を原則としているが、一昨年も同じような統計結果であり、やはり35歳以上の分娩、特に初産の分娩は、ハイリスクと言わざるを得ないだろう。(決して、帝王切開術が、悪い分娩方法ではないことは、申し添えておく)


この統計を取るたびに、基幹病院の産婦人科、小児科の先生方には、ただただ、感謝するばかりです。本当にありがとうございます。

今年も、前年以上に良いお産ができるよう、またしっかりした管理ができるよう、スタッフ一同頑張っていきますので、ご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月13日

当院の母乳管理

ちょっと訳があって、今うちでの母乳管理の検証を行なっているところです。

今年1年、うちでかかったお産後の妊婦さんのデータをひっくり返して・・。手前味噌な事実が・・。

調べてみると、完全母乳率(1ヶ月で母乳哺育のみの率)は60%位だそうですが(ちなみにBFHといわれる、母乳中心の病院でも70−90%と書いてあった)・・それが高いか低いかは別にして・・

当院では、1ヶ月検診で人工乳(ミルク)を足していない人の割合は90%位でした。完全母乳とは言い難いかもしれませんが・・それにしても、これって、高くねぇ?

別に混合が悪いわけでもなんでもないのですが・・

うちのスタッフが頑張っている証拠でしょうか?褒めてやらねばねぇ。

意外とミルク足していることにもびっくりでしたが・・、という手前味噌データでした。


そのうち、なにかでもう少し煮詰めて、データ出してみます。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

2010年の当院の成績

今年も少ない症例ですが、2010年の当院の分娩実績をまとめましたので御報告いたします。

総分娩数:141例(前年より10例増)
経腟分娩:125例(88.7%)
帝王切開術:16例(11.3%) 予定12例(8.5%)緊急4例(2.8%)
予定帝王切開術の適応:前回帝王切開術11例、骨盤位1例
緊急帝王切開術の適応:臍帯脱出1例、感染1例、胎児仮死1例、切迫子宮破裂1例(前回帝王切開で予定帝切の陣痛発来)
経腟分娩の分娩様式:仰臥位66例(52.8%)側臥位54例(43.2%)四つんばい、スクワット5例(4.0%)
会陰切開施行例:4例(3.2%)

誘発剤使用例:22例
無痛分娩:2例

新生児搬送:3例(大血管転位、新生児仮死、新生児他呼吸、 すべて長崎市民病院へ)
母体搬送:3例(妊娠末期初診の双胎1例、早産破水1例 国立長崎医療センターへ、切迫早産1例長崎市民病院へ )。
胎児仮死分娩:3例
紹介:2例(双胎1例、国立長崎医療センターへ、子宮筋腫合併妊娠1例 長崎大学へ)

男児:女児 74例:67例

低出生体重児:11例
早期産児(37週未満の分娩):6例

里帰りされた方:14例
里帰りしてこられた方:36例

前回も当院でお産された経験をお持ちの方:47例(全体のお産の33%、経産婦の58%)

【総括】
本年も少ない症例ながら、当院の統計を出してみました。
昨年のメインは、なんといっても臍帯脱出でした。あそこまで典型的な症例は珍しく、スタッフの機敏な対応もあり、発見後30分位では胎児を娩出できました。出生後はAP1でしたが、蘇生は速やかで、3分後5点、5分後は8点となり、長崎市民病院へ搬送、現在も元気です。
その他の仮死症例は、軽度でした。
ちなみに感染で緊急帝王切開になった症例は、破水後48時間未満でしたが、母体発熱、羊水混濁、新生児頻脈があり、分娩進行がないので、帝王切開としました。児にとくに問題はありませんでした。

帝王切開術の率が10%を超えているのは、前回帝王切開の方が11例おられるためです。当院では、VBAC(帝王切開術後の経膣分娩)をしないわけではないのですが、そのリスクを説明するとほとんどの方は、帝王切開術を選択されます。単に帝王切開率を下げるのであれば、このケースを経膣分娩する方へ奨励すればいいのでしょうが、個人的には、子宮破裂のリスクを下げるための帝王切開術はあるいみやむを得ないと思いますし、帝王切開が悪い分娩方法ではないとおもいますので、これはある程度しかたないことかもしれません。

私が一番帝王切開を減らしたい原因としては、妊婦さんの“精神的なバテ”が先に来て、“切ってください”と懇願されることです。現在スタッフの努力もあり、昨年はその症例が1例もなかったことは、賞賛に値することだと思いますし、スタッフに感謝したいと思っています。

分娩体位はもう少し、スクワット、四つん這いが増えてもいいか?とも思いますが、痛みの最中になかなか体位を変換することはむずかしいようです。これも基本的には、妊婦さんが楽な体位でいいと思っているので、仰臥位が多いから、フリースタイルではないとか、四つん這い、側臥位がフリースタイルとは思いませんので、できるだけ陣痛とうまく付き合える体位をしていけばいいのでは?と思います。

当院では、長崎大学、長崎市民病院、国立長崎医療センターの先生方に搬送で大変お世話になっています。管理することとできることは違いがあると思うのです。切迫早産の管理、これは当院でも当然しますが、早産のリスクが高まった場合、当院でみるか、搬送するか非常に迷う場合があります。双胎も同様です。私は、このときは、積極的に搬送先の先生にコンサルトするようにしています。確かに、当院でも管理でき、うまくいくかもしれません。しかし、もし、早産あるいはNICUのケアが必要になった場合、搬送先の先生も突然、「とってください」といわれても、ベッドが空いていない場合があり、たらいまわしの原因になると思うからです。搬送先の先生がOKといわれれば、素直にお言葉に甘えるようにしています、確かに、家の近くで・・とおっしゃられる患者さんもおられますが、もしものことを考えると、その選択が患者さんのためになると信じているからです。
しかし、万が一、県外しかベッドがなく、まだどうにか当院で管理できると判断した場合は、当院でみることはやぶさかではありません。
この点では、“疾患をみれること”と“管理できること”に違いがあります。
このため、基幹病院の先生方には大変ご迷惑おかけしていると思います。本当に感謝しています。

当院では、一度当院でお産された方が、再度当院でお産していただけるケースが結構あります。
昨年で言えば、全体の33%、経産婦さんでいえば58%です。
また来ていただける、妊婦さんに感謝するとともに、また池田産科ーYOU-婦人科医院でお産したい、と皆さんに思っていただけるように、努力、日々精進したいと思っております。

本年もよろしくお願いします。

posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 13:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

2009年の統計

今年も少ない症例ですが、2009年の当院の分娩実績をまとめましたので、反省の意味もこめてご報告いたします。

総分娩数:131例(前年より15例増)
経腟分娩:121例(92.4%)
帝王切開術:10例(7.6%) 予定6例(4.6%)緊急4例(3%)
予定帝王切開術の適応:前回帝王切開術4例、骨盤位2例
緊急帝王切開術の適応:胎児仮死(遷延分娩に伴う)3例、切迫子宮破裂1例
経腟分娩の分娩様式:仰臥位62例(51.2%)側臥位53例(43.8%)四つんばい、スクワット6例(5.0%)
会陰切開施行例:4例(3.3%)

誘発剤使用例:25例
無痛分娩:2例
産科手術:シロッカー術1例

新生児搬送:1例(新生児尿閉 長崎市民病院へ)
母体搬送:2例(早産破水1例長崎市民病院へ、切迫早産1例国立長崎医療センターへ )。
胎児仮死分娩:2例
IUFD:3例(臍帯真結節1例、ヘルペス感染1例、原因不明1例)
紹介:6例(妊娠性高血圧症1例、双胎1例、消化管閉鎖1例、ITP2例、子宮筋腫合併妊娠1例、、いずれも長崎大学)

男児:女児 74例:57例

低出生体重児:5例
早期産児(37週未満の分娩):1例

【総評】
昨年の統計からは、前年より帝王切開率の減少が著明であった。また、会陰切開も3%と少なかった。
帝王切開の適応では、前回帝王切開が4例、骨盤位が2例であった。
前回帝王切開後の経腟分娩あるいは、骨盤位の経腟分娩はいずれも可能とも思われるが、患者さんへの説明の際、どうしてもリスクの話が、主となり、積極的に経腟分娩を勧めるに至らないのが現状である。
骨盤位については、妊娠中期に外回転術を行っているせいか、一般的な頻度(2-3%)よりは、低い頻度(1.5%)であると思われる。
誘発剤の使用のほとんどは、破水後陣痛がつかず、もしくは、疲労性微弱陣痛のために、誘発剤を使用した例である。(当院では感染の重症化を防ぐため、破水後48時間以内の分娩を原則にしている。)
残念なことに、昨年3例のIUFDがあった。外来受診時には、すでに心拍が認められなかった。3例とも胎動の減少を主訴に来院された。このことは、胎動の自覚が重要であることが再認識された。私たち以上に患者さんの悲しみは当然深いことであるので、このようなことが未然に防げるよう、さらなる精進、管理体制の強化を図らなければならない。
母体搬送は、2例でいずれも切迫早産例である。1例の方は、早産管理が十分にでき、当院へ再紹介していただいた。
紹介例は、胎児要因が3例、母体要因が3例でいずれも大学病院の先生にお世話になった。
紹介先の先生方には、いつもご迷惑をおかけし、また、快く受けていただき、感謝とともに、頭が下がる思いである。
年の初めには、いつもパーフェクトな管理を目指してスタートするのであるが、やはり、妊娠、出産には少なからずリスクが伴い、なかなか100%の管理ができないのが、歯がゆい思いである。
ただ、少なくとも、母子ともに安全で、満足のいく、楽しく過ごせるお産を今後も目指して努力していきますので、ご協力のほどよろしくお願いします。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月10日

2008年の統計

今年も少ない症例ですが、2008年の当院の分娩実績をまとめましたので、反省の意味もこめてご報告いたします。

総分娩数:116例(前年より1例のみ増)
経腟分娩:95例(82%)
帝王切開術:21例(18%) 予定14例(12%)緊急7例(6%)
予定帝王切開術の適応:前回帝王切開術11例、骨盤位3例
緊急帝王切開術の適応:胎児仮死(遷延分娩に伴う)4例、胎盤早期剥離2例、妊娠性高血圧症(妊娠中毒症)1例

経腟分娩の分娩様式:仰臥位54例(56.8%)側臥位36例(37.9%)四つんばい、スクワット5例(5.3%)
会陰切開施行例:7例(7.4%)

誘発剤使用例:20例

新生児搬送:3例(新生児発熱2例、心臓奇形1例 長崎市民病院へ)
母体搬送:なし。
胎児仮死分娩:なし。

男児:女児 44例:72例

低出生体重児:6例
早期産時(37週未満の分娩):1例

当院で前回お産された方の分娩;33例(28.4%)

骨盤位外回転術;7例

【総括】
1.帝王切開術について
昨年よりは帝王切開率が上がっています。これは、前回帝王切開術の方あるいは、骨盤位の症例が増えていることによります。
前回帝王切開や骨盤位の方を経膣分娩とするかどうか、非常に迷うところではありますが・・。
骨盤位については、妊娠中期に外回転術をしているのですが、そこで回った方は経腟分娩できました。今年の骨盤位の3例の方は、外回転で回らなかった方で、1例は子宮筋腫があり、2例は臍帯が首に巻いている症例で、経腟分娩できたかどうか?疑問です。以前にも書いたように、逆子で回らない子にはなにか理由があるような気がします。
緊急帝王切開はほとんどが遷延分娩に伴う、羊水混濁、胎児仮死症例です。しかも予定日過ぎ(41週以降)の方がほとんどです。産道が固い、体重増加が著しいなど、陣痛が起こりにくいのには、分娩の進行に障害をきたす要因があるように思います。

2.誘発剤使用について
当院では決して積極的に誘発剤の使用を勧めているわけではありません。ただ、陣痛がきていたのが、分娩時間が長くなり、お母さんの体力がなくなってくると、陣痛が次第に弱く、遠のいてしまうケースが間々あります。その時、少しお薬の力をかりれば、そんなに時間がかかることなく産まれそうだというケースに使用するようにしています。はじめから(予定日超過などの理由で)誘発剤を使用したケースは3例です。それ以外は分娩中に陣痛が弱くなったケースで、ほとんど経腟分娩となり、時間も短縮できました。できるだけ、薬を使わない方法を模索していこうと思っていますが、決して薬の使用は上手に使えば、危険ではないようです。

3.分娩様式について
当院では助産師さんがフリースタイルで分娩をしています。腰痛が楽になるとのことで、側臥位分娩が多いようです。中には、仰臥位のほうが力が入りやすい方も多数居られ、決して仰臥位が悪いとは思いません。その方にあったスタイルで今後もやって行きたいと思っています。

4.妊娠管理について
開業産婦人科医の使命は、いかに自分のところで見れる妊婦さんを管理できるかだと思っています。大病院への管理は、重症例はしょうがないですが、とくに切迫早産など、早めに治療し、大病院への負担を減らし、NICUなどができるだけ、重症の子たちを受け入れることができるよう、機関病院の先生方の負担が減らせるようにすることだと思っています。その意味で、母体搬送がなかったのは、良かったことだと思います。仮死の分娩もなかったので、それも昨年のいいところでした。

まだまだ、当院のお産も改善する余地はあると思いますが、当院でお産していただける、妊婦さんの満足度が上がるよう、スタッフ一同、今年も鋭意努力していきますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

2007年の当院のお産の成績

2007年の当院で分娩された統計結果ができましたので、ご参考までにご覧下さい。

総分娩数:116例
経腟分娩 104例(90.6%)
帝王切開術 12例(10.4%):緊急5例(4.3%)、予定7例(6.1%)


帝王切開術適応:
予定:前回帝王切開術 6例、骨盤位1例
緊急:分娩進行停止4例(うち胎児状態不良3例)、妊娠中毒症1例、

産科手術:シロッカー術1例

経腟分娩の分娩体位(104例中)
仰臥位 46例(44.7%)、側臥位(51.5%)、四つんばい・スクワット4例(3.8%)
会陰切開術 5例(4.9%)

分娩誘発 3例(予定日超過2例、前期破水1例)
分娩促進 9例(分娩進行中の微弱陣痛9例)

無痛分娩処置:3例

出生時週数:35週0日−41週5日(早期産児 3例)
出生時体重:2090-3900

母体搬送:3例
36週双胎、中毒症 1例(国立長崎医療センターへ)、妊娠35週、常位胎盤早期剥離 1例(長崎大学へ)、妊娠27週、双胎切迫早産(長崎市民病院へ)
仮死出生児:2名(1名は重症仮死のため長崎市民病院へ搬送)
新生児搬送:1名(新生児発熱、GBS感染にて長崎市民病院へ搬送)

紹介例:4例
新生児不整脈 1例、重症IUGR 1例、糖尿病合併妊娠 1例、内科疾患合併妊娠 1例(すべて長崎大学へ紹介)

他院よりご紹介いただき当院で分娩された方 24例
当院より他院へ里帰りされた方 13例

前回当院で分娩され、今回当院で分娩された方 24例

初産 55例、経産 60例
男児 52例、女児 63例

【総括】
昨年より、少し分娩数が増えました。それでもまだ少ないですが・・。帝王切開率は10%台となりました。分娩が遷延すると、羊水混濁、胎児の心拍異常が同時におこり、やむを得ず帝王切開となる方がほとんどです。中には回旋異常もあり、0にするのは難しいようですが、できる限り経腟分娩できるよう、努力したいと思います。予定ではやはり前回帝王切開の方がほとんどで、帝王切開術後の経腟分娩も考慮したいと思っていますが、リスクを考えると、仕方ないのかもしれません。当院での骨盤位の率は0.8%(前年も1%)と一般的に報告されている3-5%よりはるかに低い数字です。当院では胸膝位指導や外回転をしているのでそのせいでしょうか?(胸膝位は無効との報告もあるようですが・・・)

分娩体位では、側臥位、仰臥位がほとんどです。スクワットもしていますが、やはり、分娩体位としては、妊婦さんがきついようで、腰痛の軽減からいうと、側臥位がいいようです。また、途中まで、四つんばい・スクワットで、分娩のときのみ側臥位という方も多数居られます(統計には入っていませんが・・)。できるだけ、負担の少ない体位をこれからも追求していきたいと思います。

去年の反動か、今年は誘発剤の使用が昨年より増えていました。ほとんどが分娩進行中の微弱陣痛なのですが、この使用もできるだけ最小限に抑えて行きたいと思います。

分娩時週数は、予定日過ぎたが患者さんがよく不安がられますが、当院では一昨年、昨年、と42週を過ぎた方は居られませんでした。予定日超過での誘発も約200例中3例と非常に少なく、予定を過ぎても焦る必要はない、といえると思います。

搬送例では双胎が3例のうち2例とやはり双胎のリスクは単胎より高いことはあきらかです。十分な管理が必要だと思います。
また、昨年も常位胎盤早期剥離、重症仮死の症例が1例ずつありました。搬送先の先生のご尽力により、どうにか無事に対応することができました。十分気をつけているのですが、妊娠・分娩中には、予期せぬ自体が起こりうることを十分に肝に命じ、少しでも早く対応できるよう体制を整えておくことが肝要であると痛感しました。

早産例は3例で35週の分娩の方は、搬送が間に合わず、当院で肺成熟などを確かめ、また、近くの小児科の先生のご協力を得て、無事分娩することができました。できれば35週台の分娩は避けるよう、今後も努力していきます。

昨年は一昨年より約4倍、24名の方が当院で2回目以上のお産をしていただきました。本当にありがたく、嬉しいことです。スタッフも顔なじみで、第1子、あるいは第2子も知っているので、スムーズに妊娠、分娩管理をすることができました。今年も、またたくさんの当院で卒業生の弟君、妹ちゃんが、無事出産できるよう、スタッフ一同、精一杯努力していきます。

最後になりましたが、長崎大学病院、長崎市民病院、国立長崎医療センターのスタッフの方には、一方ならぬご尽力をいただき、この場を借りてお礼申し上げます。

今年も、より安全で、素晴らしい喜びをみんなで分かち合えるように頑張っていきますので、よろしくお願いいたいます。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

2006年の当院のお産の成績

2006年の当院で分娩された統計結果ができましたので、ご参考までにご覧下さい。

総分娩数:92例
経腟分娩 81例(88%)
帝王切開術 11例(12%):緊急 7例(7.6%)予定 4例(4.4%)

帝王切開術適応:
前回帝王切開術 3例、骨盤位 1例、妊娠中毒症 1例、胎児状態不良 1例、切迫子宮破裂(前回帝王切開術後の陣痛発来)2例、分娩進行停止 3例。

経腟分娩の分娩体位(81例中)
仰臥位 32例(40%)、側臥位 36例(45%)、四つんばい・スクワット 12例(15%)車中 1例
会陰切開術 8例(10%)


分娩誘発 1例(7.2%) 
分娩誘発の適応:微弱陣痛 

無痛分娩処置:2例

出生時週数:35-41週(早期産児 1例)
出生時体重:2265g-3910g(低出生体重児 9例)

母体搬送:3例
35週、胎児仮死 1例(長崎市民病院へ)、妊娠32週出血 1例(国立長崎医療センターへ)、産後高血圧性脳出血 1例(長崎大学へ)
仮死出生児 0例

紹介例:2例
水頭症 1例、重症IUGR 1例(ともに長崎大学へ)

他院よりご紹介いただき当院で分娩された方 21例
当院より他院へ里帰りされた方 21例

前回当院で分娩され、今回当院で分娩された方 6例

初産 52例、経産 40例
男児 42例、女児 50例

【総評】
まだまだ少ない分娩数ではありますが、当院での2006年の統計を出してみました。
前年と比較して、帝王切開率は大差ありませんでした。会陰切開は、モニター異常でお産を急いだほうがいい症例が続きましたので、前年よりは高率になっているようです。

フリースタイルでは、側臥位が腰痛も少なく楽なようで、前年より多くなっています。スクワット、四つんばいは、陣痛発作時になかなか移動するのが困難なようで、前年と同様の割合でした。仰臥位分娩は決して悪いわけではなく、患者様によっては、この体位が楽だという方も多数おられました。
分娩体位は、その方により、あっているものがそれぞれであると思います。

昨年は車中分娩を1例経験しました。これも当院では初めてのことでした。

昨年は誘発剤の使用頻度が極端に少なかったようです。できるだけ使わずに今年も行きたいと思っています。

早産された方は35週の1例、紹介1例の2例のみで、早産管理としては、良好と思われます。

昨年は高血圧性脳出血の患者様を経験しました。私も産婦人科医をして20年近くなりますが、自分が目の前で見たのははじめての経験でした。紹介先の先生のすばやい対応、ご尽力もあり、一命をとりとめ、現在では、当院に遊びにも来ていただいています。産後も含め厳重な観察が必要であることを再認識させていただきました。
また、母体搬送や紹介を引き受けていただいている、長崎大学病院、長崎市民病院、国立長崎医療センターの先生方には、改めて感謝する次第です。

また、当院への評価は、一度当院でお産された方が、どれくらい次もお産していただけるかだと、私は思っています。
昨年は6名の方が、御来院し、分娩していただきました。
こういう方々が、少しでも多くなるよう、今年もがんばって行きたいとスタッフ一同、気持ちを引き締めてがんばっていこうと思います。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

流産の統計

最近不幸なことに、流産される方が続きました。
私としてもなんともいいようがなく、本人はもとより、私たちスタッフも悲しい気持ちになります。
そこで、実際私がご説明している内容が正しいかどうかを検証すべく、当院での過去の統計より、どれくらいの方が不幸な転機をとる可能性があるのかを調べてみました。

教科書を紐解いてみると、流産は全妊娠の約8-10%に起こると記載されています。その大半は12週以前に起こるとのことです。

原因は不明なものが多いのですが、約50%は染色体の異常によるものだそうです。染色体はたとえ、ご両親が正常であっても、突発的に異常がおこることがあり、むしろ突発的な原因での異常の頻度のほうが多いようです。

当院で過去約2年6ヶ月で、妊娠初期から管理できた妊婦さんは277例(里帰りの方、あるいは中絶希望の方は除いています)でした。
そのうち、不幸にも流産された方は25例(約9%)でした。当院の頻度も教科書とは、大差ないことがわかりました。

週数でみてみると、その大半は心拍確認まで行かない時期(妊娠7週以前)が18例です。心拍確認できたあとに、途中で心拍が止まってしまった方は、妊娠7週が3名、妊娠8週が2名、妊娠10週が2名で、それ以降での流産例はありませんでした。

当院では、妊娠10週を待って、母子手帳の手続きをしていただいていますが、この統計からもやはり、妊娠10週、胎児の大きさでいくと25mmをこえることが、妊娠継続の大きなポイントといえそうです。
ちなみに流産後、再度妊娠され、当院を受診していただき、めでたくお産された患者様3名おられました。そのほかの22名の方は、その後受診がないので、その後妊娠されたかどうかは不明でした。

流産の原因はひとつではなく、いろいろな要素があるようです。流産後の避妊期間も当院では3周期(3回生理がくるくらい)までと、ご説明していますが、はっきりした根拠はなく、これも調べてみる必要があるようです。

いずれにしましても、もし、流産で悩まれている方の少しでもご参考になればと思い、少ない症例ですが、検討してみました。
読んでいただければ解るように、流産する確率は決して低いものではなく、だれにでも当たりうるということのようです。

もし、不幸にも流産されましても、決して悲観することなく、自分だけではないことをご認識していだければ幸いです。また、精神的負担が妊婦さんだけにならないよう、周りがサポートしてあげることも重要であると思います。
一人でも多くの方が、不幸な転機をとらぬよう、また精神的負担にならぬように当院でも、スタッフ一同でサポートしていきたいと思っています。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

アクセス項目の検討

このブログをどういう方が読んでおられるのでしょうか?

患者さん?職員?医療関係者?全く知らない妊婦さん?・・・。

想像は膨らみます。ときに患者さんから、ブログ楽しく拝見させてもらっていますとか聞くと“そうか、やっぱり身内の人が多いのか〜。”と思ったりします。

ところで、このブログの管理には、日々のアクセス数とどの項目が良く見られているかなどがわかります。アクセス元はどうにかたどればわかるのかも知れませんが、それは私にはできません。

現在このブログを見られている方は日に大体延べ40件くらいです。たぶん重複もあると思います。やはり平日が多く、日曜祝日は少ないようです。

一番アクセスが多いのが、妊娠の体重についてです。これは、日に10-15件くらいの方が見られています。そこをブックマークして入ってこられているのかもしれませんが、妊婦さんはいちばん体重が気になるようです。もう少し、イベント事のアクセスが多いと思っていたので意外でした。

これからも知りえる情報を私なりに提供していきたいと思います。できるだけ客観的に伝えたいとは思うのですが、若干の主観が入ることをお許し下さい。

それでは、今後ともよろしくお願いします。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 23:04| Comment(5) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

データの訂正とお詫び

1月7日に掲載いたしました統計の中で、帝王切開術の適応で骨盤位1例となっておりましたが、骨盤位2例の誤りです。お詫びして、訂正させていただきます。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

2005年の当院の成績

2005年の当院で分娩された統計結果ができましたので、ご参考までにご覧下さい。

総分娩数:84例
経腟分娩 73例(88%)
帝王切開術 10例(12%):緊急 3例(3.6%)予定 7例(8.4%)

帝王切開術適応:前回帝王切開術 5例、骨盤位 2例、常位胎盤早期剥離 1例、分娩遷延に伴う胎児状態不良 2例。

経腟分娩の分娩体位(73例中)
仰臥位 34例(46.6%)、側臥位 27例(37%)、四つんばい・スクワット 12例(16.4%)
会陰切開術 4例(5.5%)


分娩誘発 6例(7.2%) 
分娩誘発の適応:微弱陣痛 2例、子宮内胎児発育遅延 1例、無痛分娩処置による微弱陣痛 1例、予定日超過 1例、破水あるも陣痛発来なし 1例

無痛分娩処置:3例

出生時週数:36-41週(早期産児 2例)
出生時体重:2230g-4005g(低出生体重児 5例)

母体搬送:4例(切迫早産2例、双胎1例 → 長崎市民病院へ、胎児奇形疑い1例 → 長崎大学へ)
仮死出生児 1例(常位胎盤早期剥離)

初産 36例、経産 47例
男児 39例、女児 44例

【総評】
少ない分娩数ではありますが、当院での2005年の統計を出してみました。
手前味噌ですが、妊娠の管理としては良好な結果ではなかろうかと思います。その根拠としては、
@早産数が少ないこと(長崎市民病院に紹介した例も1例の切迫早産と双胎例は10ヶ月で分娩、1例は約3週間妊娠期間延長できた)
A仮死分娩がほとんどなかったこと
B新生児搬送がなかったこと(昨年は低血糖で2名、呼吸障害で1名搬送したが、今年から血糖チェックを厳重にすることにより低血糖はほとんどなくなった)

などが挙げられます。

ただ、帝王切開術が10%を上回っていること(骨盤位の2例は外回転できそうでしたが、患者様が拒否されたので施行せず)は、もう少しどうにかできたのではないかと思われます。
また、分娩体位はモニター異常があるもの、急速遂娩が必要と思われる症例については仰臥位としているので、どうしても仰臥位の分娩が多くなります。なかには、スクワットより仰臥位の方がうまく力がはいるとのことで、フリースタイルの仰臥位でされた方もおられました。
会陰切開は急速遂娩が必要な初産症例4例(5%)に行いました。

誘発剤の使用は10%未満で予定日超過しても41週2日までに全例お産になっていました。
無痛処置については、分娩遷延のための休息目的で3例にしようしました。2例は再度自然陣痛発来し、無事分娩となりましたが、1例は帝王切開となりました。

フリースタイルについては、もう少し妊娠中に妊婦さんとコミュニケーションを密にとり、しっかりしたバースプランを立てていく事が必要であると思います。

皆様のご参考になれば幸いです。
今年も昨年以上の成績が残せるように、スタッフ一同努力していきます。
一人でも多くの、元気な親子が誕生できるようがんばります!!!

posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする