2017年06月25日

誕生日を迎えるにあたり・・・雑感

明日は、私の53回目の誕生日です。

いろいろな方に巡り合い、おせわになり、この年になりました。

先日小林真央さんが、お亡くなりになりました。
34歳の若さでした。

彼女のブログに、とても印象深い一節がありました。

人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。

例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。

「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??

私は、そんなふうには思われたくありません。

なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。

私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。

5年後も
10年後も生きたいのだーっ
あわよくば30年!
いや、40年!
50年は求めませんから。

だって
この世界に 生きてる って
本当に素晴らしいと、感じるから。

この言葉に、私は、大変感銘を受けました。

人の一生は、必ず終わりが来るのですが、それがその人にとって、価値あるものであったかどうかは、決して“長さ”ではなく、その人が“どう生きたか”ということなのです。

別れは、つらくさびしいものです。

しかし、その人が素晴らしい時を過ごした・・と思えば、それは、ただ長く生きたというだけの人生よりも、より価値あるものだ・・と思います。

この言葉を私のFB上にシェアしたのは、決して、小林麻央さんを、「かわいそうだ」と思うのではなく、彼女のこの言葉を、来るべき中学校の性教育に引用し、家族の絆の素晴らしさ、そして、生きることのむずかしさ、いろいろな葛藤、そして素晴らしさを伝えることが、彼女のこの世に生きた証を示してあげたいからです。

以前、遺伝の勉強をしていたときに、いろいろ致死的な胎児、新生児に出会いました。
そのときに、私の恩師は、
「君たち臨床家は、この子供たちの生命を無駄にしてはいけない。誰一人として、無駄に生をうける人はいないのだ。こんなに稀有な形で産まれてきた子供を、後世に伝えるために、必ず論文という形で、伝えていく役割がある、それがこの子がこの世に生を受けた証なるのだ・・」と。

幸運にも、私は、この29年間、生を受ける方々のお手伝いをする職に就かせてもらっている。

いいこともあれば、悪いこともある。

たくさんの人に出会い、たくさんの新しい命に接し、そのたびに、安堵し、喜び、ときに、反省し、この29年を過ごしてきたように思う。

自分が繋いでもらった命を、新しい命に、つなげていけるように・・

そして、なにかを後世の世代につなげることができれば・・と日々思い、願いつつ、自分の命をつないでくれたすべての人に感謝しつつ、また明日、53回目の誕生日を迎えるのであろう・・。

小林麻央さんのご冥福を祈りつつ、自分の残された時間を彼女のように、充実して過ごせるように、一日一日を大切に過ごしたいと思う・・今日このごろです。

posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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