今年も当院卒業生のみなさまから、たくさんの年賀状を頂きました。
すべての年賀状に目を通させていただきました。
楽しそうなご家族の様子をみると、今の仕事でなにか人の役になっているのかなぁ?と思え、救われた感じがします。
御一人、御一人にお返事をお返しすることができず、申し訳ありません。
この場を借りて、御礼申し上げます。
ありがとうございました。
時節柄、なかなかご来院いただくのが難しいのですが、コロナ収束の折、近くに来られた際は、お寄りいただければ幸いです。
このご時世、ご家族の健康には、十分ご配力ください。
2021年01月17日
2020年当院分娩統計
2020年の当院の分娩実績
経腟分娩 86%
帝王切開術 14%
予定帝王切開術 11% (前回帝王切開術 7例、骨盤位2例、妊娠高血圧症1例)
緊急帝王切開術 3% (胎児心音異常 1例、分娩遷延1例、前回帝切の陣痛発来1例)
分娩体位
側臥位 44.5%
仰臥位 55.5%
会陰切開 5例(6%)
縫合なし 36.7%
早産 2例
新生児合併症
臍帯巻絡 26%、光線療法4例、聴力検査異常2例(神田耳鼻科紹介)、心雑音5例(宮副小児科紹介)
母体搬送 1例 34週破水1例(国立長崎医療センター)
産科合併症紹介
双胎1例(国立長崎医療センター)
前置胎盤1例、子宮内胎児発育遅延1例(長崎大学)
胞状奇胎疑い1例(済生会長崎病院)
35歳以上 24例(26%) うち初産4例
無痛分娩処置 2例
里帰りおよび紹介例 24例
他院紹介例 8例
当院で2回以上の分娩例 38例
【総括】
数年前から、少子化によるものか?分娩数の減少は顕著で、さらにコロナウィルス感染の影響もあり、里帰りを控えられた例も少なからずあり、昨年も分娩数はわずかながら減少してしまいました。
全国あるいは長崎全体をみても、出生数の減少は予想以上に減少しており、産科領域のみならず、これから先の経済・税金・年金などの社会生活に対する直接的な影響も考えると、少子化対策は喫緊の課題であると言えます。
周産期管理に関しては、昨年は、当院の帝切率が10%を超えてしまいました。帝王切開をするのが悪いことではないのですが、当然必要であるので、せざるを得ないのですが、できれば、10%を切ることを目標に、管理していきたいと思っています。
聴力検査異常の症例、あるいは心雑音の症例は、すべて耳鼻科、小児科の先生にお世話になり、積極的な治療を必要とせず、経過観察していただいています。紹介先の先生方には、大変感謝しております。
搬送の1例は、里帰り分娩で2週間の自宅待機中に破水となり、当院初診後すぐに搬送させていただいた症例です。
当院での早産例は、血圧上昇が顕著で、早期に帝王切開による分娩を選択した症例が1例、36週陣痛発来例が1例でした。
少子化とともに近年、35歳以上のいわゆる「高齢出産」の方が増えており、当院では、4分娩に1例以上が、35歳以上の方の分娩でした。今や、35歳以上の方分娩は、珍しくなくなりなした。しかし、35歳以上の初産例の4例のうち2例は、胎児心音異常をきたした症例でした。やはり、35歳以上の特に初産の妊娠・分娩は、中等度から高度リスクとしてとらえる必要があるようです。
昨年も当院でお産された方が、38人も再度当院での分娩をされました。本当にありがたいことです。
当院に再度帰ってきていただけることは、私にとっても、スタッフにとっても大変励みになります。
少ない症例なので、統計として信用性にたるものかは疑問ですが、産科管理としても、患者さんにとっても、満足できる妊娠・分娩・育児を目指して、今年も精進していきたいと思います。
最後に、紹介をさせていただいた基幹病院の先生方、当院に御紹介いただいた紹介元の先生には、深く感謝申し上げます。また、当院のスタッフにも感謝いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
経腟分娩 86%
帝王切開術 14%
予定帝王切開術 11% (前回帝王切開術 7例、骨盤位2例、妊娠高血圧症1例)
緊急帝王切開術 3% (胎児心音異常 1例、分娩遷延1例、前回帝切の陣痛発来1例)
分娩体位
側臥位 44.5%
仰臥位 55.5%
会陰切開 5例(6%)
縫合なし 36.7%
早産 2例
新生児合併症
臍帯巻絡 26%、光線療法4例、聴力検査異常2例(神田耳鼻科紹介)、心雑音5例(宮副小児科紹介)
母体搬送 1例 34週破水1例(国立長崎医療センター)
産科合併症紹介
双胎1例(国立長崎医療センター)
前置胎盤1例、子宮内胎児発育遅延1例(長崎大学)
胞状奇胎疑い1例(済生会長崎病院)
35歳以上 24例(26%) うち初産4例
無痛分娩処置 2例
里帰りおよび紹介例 24例
他院紹介例 8例
当院で2回以上の分娩例 38例
【総括】
数年前から、少子化によるものか?分娩数の減少は顕著で、さらにコロナウィルス感染の影響もあり、里帰りを控えられた例も少なからずあり、昨年も分娩数はわずかながら減少してしまいました。
全国あるいは長崎全体をみても、出生数の減少は予想以上に減少しており、産科領域のみならず、これから先の経済・税金・年金などの社会生活に対する直接的な影響も考えると、少子化対策は喫緊の課題であると言えます。
周産期管理に関しては、昨年は、当院の帝切率が10%を超えてしまいました。帝王切開をするのが悪いことではないのですが、当然必要であるので、せざるを得ないのですが、できれば、10%を切ることを目標に、管理していきたいと思っています。
聴力検査異常の症例、あるいは心雑音の症例は、すべて耳鼻科、小児科の先生にお世話になり、積極的な治療を必要とせず、経過観察していただいています。紹介先の先生方には、大変感謝しております。
搬送の1例は、里帰り分娩で2週間の自宅待機中に破水となり、当院初診後すぐに搬送させていただいた症例です。
当院での早産例は、血圧上昇が顕著で、早期に帝王切開による分娩を選択した症例が1例、36週陣痛発来例が1例でした。
少子化とともに近年、35歳以上のいわゆる「高齢出産」の方が増えており、当院では、4分娩に1例以上が、35歳以上の方の分娩でした。今や、35歳以上の方分娩は、珍しくなくなりなした。しかし、35歳以上の初産例の4例のうち2例は、胎児心音異常をきたした症例でした。やはり、35歳以上の特に初産の妊娠・分娩は、中等度から高度リスクとしてとらえる必要があるようです。
昨年も当院でお産された方が、38人も再度当院での分娩をされました。本当にありがたいことです。
当院に再度帰ってきていただけることは、私にとっても、スタッフにとっても大変励みになります。
少ない症例なので、統計として信用性にたるものかは疑問ですが、産科管理としても、患者さんにとっても、満足できる妊娠・分娩・育児を目指して、今年も精進していきたいと思います。
最後に、紹介をさせていただいた基幹病院の先生方、当院に御紹介いただいた紹介元の先生には、深く感謝申し上げます。また、当院のスタッフにも感謝いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。