2020年06月26日

お産日記ー誕生日ー

今日は朝からお産がありました。

実は、私の56回目の誕生日でした。

年齢的には、あまりおめでたくない年齢になってきました。

同じ誕生日のあかちゃんが産まれると、なんとなく親近感がわきます。

56年のも差がありますが、この子が私の年齢になったとき、時代はどのように変わっているのでしょうか?

FBなどたくさんのメッセージをいただき、ありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 16:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

新型コロナウィルスの対応について―里帰り分娩ー

昨日、長崎県の産婦人科医で、今後の新型コロナウィルスの妊婦さんへの対応について、話し合いが持たれました。

以前より感染がやや収まってきたとはいえ、県境の移動が可能になった今、果たして、第2波、第3波が起こらないのか?

たぶん、少なからず、波はくるのではないか?と個人的には思っています。

現状長崎県では、この2か月以上、新たな感染者をみとめていません。

そこで、里帰りの方の対応につき、話があり、そこでの指針は・・

感染拡大地域(関東、北海道、近畿など)からの里帰りは、極力26週までに里帰りすることを推奨してください・・・とのことでした。

理由は、もし、無症状の感染でも、厳重な管理が必要となるリスクが高いから、ということです。

現在長崎大学が中心となって、感染対策をしていただいているのですが、感染対策は非常に困難を極め、長崎の周産期の高次施設が4病院あるのですが、もし感染があり、1病院でも閉鎖になると、コロナ感染以外の周産期合併症をお持ちの妊婦さんが、県内では診れなくなるので、リスクがある方は、早めに管理し、十分管理できれば、市中の開業医でも分娩できるようになる・・そのためには、それくらいの期間が必要である・・とのご指摘でした。

その他の地域の方は、従来通り、できれば、32週までに帰崎いただき、2週間ほどの無症状の期間を確認ののち、通所の妊婦健診でよい、とのことでした。

長崎の産婦人科医会の先生も、長崎では現在安全に、感染もなく、お産できているので、ルールを守って、里帰りしていたでければ、妊婦さんも安心して、お産に臨めるのではないか?という意見でした。

妊婦さんには、まだまだご迷惑、ご不自由をおかけすることになりますが、ご理解の上、ご協力いただきますことを切にお願い申し上げます。
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HPVワクチンについて

6-7年前から、HPVワクチン接種する方は、全くおられなくなりましたが、最近、HPVワクチンの接種される方が、2名おられ、また今日も当院で受診中のお母さんから、子供のHPVワクチンの接種の是非につき、ご相談がありました。

HPVワクチンは、全世界で数多く接種されており、その安全性は確認されていると言われています。

通常の産婦人科医であれば、HPVワクチンの接種を否定する人はおられないと思います。

なぜなら、数多くの20歳台、30歳台の子宮頸がんによる死亡例を経験していること、また、死に至らなくても、子宮を摘出することを余儀なくされ、心ならずも、お母さんになることができなかった患者さんを知っているからです。

私も大学時代に少なからず、そのような患者さんを経験し、どうにかならないものか?と思っていました。

その矢先に登場したのが、このHPVワクチンでした。

子宮頸がんは、HPVの持続感染で発症する・・ということが明らかで、このワクチンを接種することで、相当数の患者さんが子宮頸がんから免れることができる、からです。

このワクチン接種が、一時期接種されないようになったのは、それによる副作用がメディアで取り上げられ、それを恐れる方が多数おられ、この数年接種される方はおられなくなりました。
最近接種された2名の方も、医療関係者の子供さんです。

確かに、麻痺が残ったり、心因反応が出たりされた親御さんが、そう訴えられるのもわからないではありませんし、やはり薬を投与するわけですから、副作用の発症が伴うことは、否定できません。

しかし、注射との関連性はあっても、HPVワクチンとの関連性は明らかではありません。(むしろ否定されている)

私たちが行っている医療は、evidenceに基づいた医療であり、確かに不幸にも副反応がでた患者さんには申し訳ないのですが、全体としてみれば、副反応の発症頻度より、日本で年間3000例の子宮頸がん死亡者を予防することの方が、大きなメリットがあるのです。

検診をすれば、早期発見、早期治療につながる・・とおっしゃる方もおられますが、現状を鑑みると、それで予防できない方も相当数いらっしゃいます。

ワクチン接種を勧めるのは、患者さんを増やしたいから、とか、製薬会社との癒着があるから、とか、政治的なものだとか・・いろいろ憶測が飛びますが、純粋に産婦人科医は、若くて発症する子宮頸がんで命を落とす人、お母さんになれない人を1人でも減らしたい、その1点です。

当院では、学校で行われない、性交、避妊の知識、性教育も合わせ、約30分ほど、親子にお話しをし、接種しています。

SNSでは、かなりHPVワクチン推奨する投稿をみかけるようになりました。

正しい知識のもとに、HPVワクチン接種をご一考いただければ、幸いに思います。

posted by 池田産科−YOU−婦人科医院 at 16:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする